FX 初心者の方は「ロングLong」「ショートShort」という単語に戸惑うと思います。
とても簡単な言葉ですが、FXトレードにおいては非常に大事な言葉になりますので、
しっかりと覚えることで稼げるトレーダーになることができます。
FXのロングとショート
FXでは買いを”ロング”、売りを”ショート”と表現することがあります。
よく、Lした!Sした!
なんてツイッターとかで見ることもあると思います。
為替というのは2国間の通貨で取引されるので、ロングといってもドルを買ってるのか?円を買ってるのか?ちょっと分かりにくいのではないでしょうか?
例えば、USD/JPYをロングするのであれば、USDを買っているのでしょうか?JPYを買っているのでしょうか?
EUR/USDをショートするのであれば、EURを売っているのでしょうか?USDを売っているのでしょうか?
さらに「買い」のことを「BUY」、売りのことを「SELL」なんていうものですから、
最初は、買い?ロング?BUY?売り?ショート?SELL?というように、
このあたりのこんがらがりそうなポイントを、少しかみ砕いて解説したいと思います。
USD/JPYをロングするということは?
USD/JPYのような通貨をクロス円といいます。
円がらみの通貨ということですね。
USD/JPYの他にもユーロと円のEUR/JPYやイギリスのポンドと円のGBP/JPYなどのような通貨ペアです。
さて、USD/JPYをロングするということですが、これはつまり、円を売ってアメリカドルを買うことをあらわしています。
ロングの場合、”右側の通貨を売って、左側の通貨”を買うという意味です。
EUR/JPYをロングする場合だと、円を売ってユーロを買うことになります。
ただ、FXの場合、実際に通貨の現物を保有するわけではないので、USD/JPYという一個の”金融商品”を買うという認識の方が分かりやすいかもしれません。
EUR/USDをショートするということは?
EUR/USDのようにアメリカドルが右側の通貨ペアをドルストレートといいます。
このEUR/USDのショートは、ユーロを売ってアメリカドルを買うという意味です。
逆にロングの場合は、アメリカドルを売ってユーロを買うということになります。
要するに、ロングというのは、右の通貨を売って左の通貨を買うということ。
ショートというのは、左の通貨を売って右の通貨を買うと、覚えておくといいでしょう。
為替レートが下がると儲かるショートポジション
“ショート”のポジションというのは、初めてFXをやる人にとって、理屈がちょっと分かりにくいのではないでしょうか?
持っていない物を売るという感覚が、普段私たちの日常ではやりませんからね。
株式投資では、このFXのようなショートポジションを”空売り”と呼びます。
信用取引口座を開設している人のみできる取引です。
株を借りて、市場に流通させる行為ということになります。
まあ、ここまでは単なる理屈なので、それほど深く考えなくても大丈夫です。
上がる方向に賭ける時はロング、下がる方向に賭ける時はショートと覚えておくだけでいいでしょう。
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